― どんな方にフォーカスしているのか。

・歩く・立ち上がる・階段を上るなどの日常の動作をラクにしたい方。
・産後の体の変化に戸惑い、職場復帰などに不安を抱えているママ。
・体に変化を感じてきた中高年層の方。
・病院等で適度な運動を。と言われたが、何をして良いか分からない。
・転倒予防に筋力を向上・維持したい方。
・血色の良い肌・健康な髪の毛等、いつも笑顔でいられるような健康美を目指したい方。
・アスリート・ジュニアアスリートのパフォーマンス向上。
・これまで運動が続かなかった方。
・トレーニングに興味のある方。

など、全ての方にパーソナルトレーナーは必要だと思っています。お客様のお話しを是非沢山お聞かせください。
一緒に向上していくこと。それが私の役割なのです。

― 私がパーソナルトレーナーを志した理由。

決定的なキッカケが二つあります。一つ目は祖母の骨折でした。
何もないところでつまずいてしまい、足の付け根部分を骨折して手術。術後は起き上がることも困難な状態でした。

まだ専門知識のなかった当時の私が調べた程度でも分かるほど、高齢の女性に非常に多い骨折、
寝たきりの原因になる代表的な例だとわかりました。
いつも同じ笑顔であっても、体は変化していたのです。
トレーニングは年齢関係なく、どんな人にも必要なのだと思い知らされました。
もう後悔はしたくないという経験から現在は60代後半の母のトレーニングも私が行っています。

二つ目は自身の出産後の話しです。
妊娠前は週6日、トレーニングや練習、指導をして動いていたので、産後はとにかく焦りがありました。
産前の半分ほどもいかない強度の練習でしたが、スパーリング（対人での練習試合のようなもの）中、
股関節や膝関節がガキッと外れるような感覚がたびたび起こるように。
しかしこの程度の練習で自分の体が壊れるはずがないという過信があり、そのまま継続して産後9か月目。
練習中に左の内側側副靱帯損傷、一ヵ月は歩行もままならない状態で、復帰はずいぶん先に。
育児もまだまだ大変な中、家族にも迷惑をかけることになりました。
今ならば当然の結果と分かります。
産後は骨盤が開き、ただでさえ膝関節が不安定な状態であるのに対し、相手+自分の体重が勢いよく乗ったら。
産後こそまずは体を戻すトレーニングが大切です。身をもって体験しました。

― 私にとってパーソナルトレーナーとは。

今でこそパーソナルトレーナーはメジャーな存在になって来ましたが、
自分自身の選手時代、とにかく日々の練習で精一杯でしたので、食事の管理・怪我や故障個所のケアをしてくれる人がいればといつも思っていました。
格闘技は体重別の競技なので、私の場合は試合毎に10－12kgを、簡単に言えばほぼ食べずに練習をするという生活で3週間から1カ月ほどで落としていました。
減量期後半の方は毎回、何をしているのか記憶もない状態で過ごしていました。

その後、パーソナルトレーナーとして活躍していたSACOさんと知り合い、サポートしていただくことになりました。
しっかりした内容の食事をとり、以前と異なり食事をとるので練習中の集中力も欠かない、トレーニングの時間を設けたことで今まで出来なかった動きが出来る、試合前でも体調が良い、怪我もしにくい。
細かく言えばもっとありますが、一番は試合直前まで体が動いて、集中して練習が出来ているという感覚が久々で本当に嬉しかった。
トラウマとも言える減量期、試合前の孤独感もトレーナーがいることでこんなにも変わるのだと。
私にとってパーソナルトレーナーとは、一緒に戦ってくれる人でした。
私もそんな存在でありたいと思うのです。